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豪雨に無防備なサンパウロ市=各所で浸水、渋滞、停電

2006年11月29日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】サンパウロ市は二十七日午後、一時間にわたって暴風をともなった集中豪雨の前になす術もなく無防備な姿をさらけ出した。
 午後二時半に始まった集中豪雨は一時間と短かったものの、雨量はサンパウロ市をマヒさせるのに十分だった。特に南部と西部は降雨が激しく、サント・アマロ区とモルンビー区、ポンペイア区では通行不能となり、数多くの車が水につかって身動きがとれなくなった。
 コンゴーニャス空港は三十分にわたり閉鎖、都心のアニャンガバウー広場のトンネルは午後四時十五分に通行止めとなった。また市内各所で停電となった。市および各区は注意報が発表されたが、午後五時三十分に解除された。
 市内では午後七時に渋滞のピークとなり、一六二キロに及んだ。通常での平均は六二キロ。午後八時になっても渋滞は続き、九八キロを記録した。平常では五〇キロのため、二倍近くとなった。タマンドゥアティ川とピラジュサラ川は水位が二メートルに上がり、氾濫が危惧された。

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