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外国で評判の自然食品=来年に需要3倍増の見込み

2006年11月29日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】自然食品のムンド・ヴェルデが二十日、アフリカのアンゴラへのフランチャイズ出店を発表した。来年には、米国とポルトガルで出店する。
 同社はリオデジャネイロ市に七六店舗を有するが、サンパウロ州を始めとする州外には三六店舗しかないので、知名度は低い。サンパウロ州にはまだ一一店舗しかない。海外進出を果たすために後備ともいうべき国内市場、特にサンパウロ市への進出を現在の三倍規模に拡張する。
 ブラジルの自然食品は最近、国内より外国で評判が高い。農薬を使わない有機果実、有機穀物、有機砂糖などの自然食品は、日本や韓国、中国などで需要が激増している。
 輸出向けの自然食品は、船旅が三五日そして陸路で五〇〇キロメートルと長旅に耐える荷造りが必要である。自然食品の生産者は、家族単位の小規模生産者が多い。しかし、来年に需要は三倍に増える見込み。
 自然食品の新情報は、アセローラやアサイなどの果実を棒状に包装した新出荷法である。棒状包装の先輩は、クリチーバのジャズミン社のようだ。サンパウロ市のRenksやFarkuhも穀類の棒状包装を始めた。