【既報関連】日系としては初の陸軍中将に昇進した小松パウロ氏(58、二世)の就任祝賀会が、十二月一日午後七時半から、文福協会館二階貴賓室で開かれる。日系三十四団体の共催。
サンパウロ州パカエンブー市出身。六八年に士官候補生としてブラジル陸軍に入隊。八六年には参謀補佐としてパライーバ州ジョアン・ペッソア市の第一陸軍技術部隊で任務についた。
九七年から九九年、ワシントン(米国)にあるブラジル大使館での勤務経験もあり、〇二年には陸軍少将に昇進、同年、北東部地方の参謀長となった。
今年四月、ブラジリアでおこなわれた任命式では、三人の大将、九人の中将、十二人の少将とともに任命され、関係者約五百人が祝福した。今までの陸軍における日系人の最高位はすでに退役した小原彰元陸軍少将。今回の小松氏の就任により、〃三ツ星〃の初の日系中将となった。
ニッケイ新聞の取材に対し、小松中将は「誇りに思っている。ここまで辿りつけたことを両親に感謝したい」と話している。
祝賀会の問い合わせは文福協事務局(電話11・3208・1755)まで。
日系初の陸軍中将誕生=コロニア=小松氏の栄誉祝賀へ
2006年11月29日付け