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コラム オーリャ!

2006年11月30日付け

 援協は福祉センター建設案を具体化しはじめている。その建設費用は一千万レアルに及ぶ見込みで、今後は資金準備が一つの課題となる。
 関係者によれば、これまで援協に支援を続けてきた国際協力財団の援助が難しい今、同会傘下の日伯友好病院の運営資金と基金の一部を崩して建設費用にまわすという。
 同病院は現在、国や州から免税措置を受けており、援協全体の主な運営費はこの免税分を運用する形で成り立っている。
 その免税許可の更新が来年はじめにある。許可申請には収入の約二〇%を慈善活動にあてるなどが条件で、審査も年々厳しくなっているそうだ。
 神内基金の一部を建設費の補填にあてたい要望も出ているが、まずはこの免税審査をしっかり突破することが大前提。援協が今後とも経営上の不備が無いように慎重に運営を進めていくことを切に期待したい。(泰)