陶芸作家・生駒憲二郎さんの作品展示会が十二月四日から三十一日まで、イタペセリカ・ダ・セーラ市にある生駒さんの自宅(アヴェニーダ・ド・テゾウロ50B)で開かれる。
三重県出身の生駒さんは、土本真澄氏から指導を受けて陶芸の道に入り、電気窯では面白くないと、イタペセリカの自宅に穴窯を作った陶芸歴三十年のベテラン作家だ。
今回展示するのは皿や壷、壁掛けなどの作品を約百展。今年は銅紅を用いて文様をあらわす「釉裏紅」にチャレンジした。
穴窯の特長は窯内部の中心部の温度。千三百度まで上がるため「焼き絞めた」作品が出来上がるという。
「今では、窯の位置で変化する熱度差の構造を活かして作品が作れるようになった」と生駒さん。
「昨年まで行っていた年末バザーを今年は展覧会にしました。釉裏紅を使った新作もあります。ぜひ観に来て下さい」と来場を呼びかけている。
開場時間は午後二時から六時。三日午後二時からアベルトゥーラを行う。
問い合わせは、生駒さん(11・4666・4777)まで。
自宅で作品展示会=陶芸作家の生駒さん
2006年12月1日付け