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東洋街年末の風物詩=9日から「東洋祭り」

2006年12月6日付け

 東洋街の年末の風物詩「東洋祭り」が九、十両日、リベルダーデ区で開かれる。ACAL(リベルダーデ文化福祉協会、池崎博文会長)が主催。三十八回目を迎える今回は、大阪橋上にも屋台が出店、広場では終日多彩な催しが披露される。池崎会長と網野弥太郎ACAL評議委員会会長が案内のため来社、来場を呼びかけた。
 毎年四万人ほどの人出で賑わい、リベルダーデでは最大規模の祭りとして知られる東洋祭り。
 今年は、大阪橋の両側に日本料理を中心にした三十屋台が並ぶほか、リベルダーデ広場では終日多彩な芸能イベントが披露される。
 同祭りでは昨年まで、店の名や祭りを祝う言葉が書かれたのぼりが祭りムードを盛り上げていたが、今年は街頭広告を規制する条例のため市の許可がおりず、各都道府県の位置が人目でわかるものへと変更された。
 デザインに日本地図を用いる工夫により「Cultural(文化)」として了承を得ることができた」と池崎会長。しかし、名が大きく載らないとの理由から今年は、「(街路に立てるのぼりの)協力者が見つかりにくくなった」といった問題もあるようだ。
 九日は午後二時三十分、大阪橋鳥居付近での神事で開幕。広場へと移動し、ラジオ体操と太鼓が披露される。
 三時四〇分から開会式。その後はYOSAKOIソーランや傘踊り、阿波踊り、ブラジル音頭、日本チャチャチャ、ベニハチ、三本締め音頭、皿踊り、リベルダーデ音頭、ブラジル日本移民百周年音頭、炭鉱節、マツリダンスなどを披露。六時半からは、ラジオ・TVニッケイのショー(一時間)、ACAL青年部によるショーが行われる。
 十日は、正午開幕。ラジオフェニックスのショー(二時間)や武道、太鼓、音楽バンド、空手、太鼓、ヨーヨー、マツリダンスが披露される予定。