昨年に離婚夫婦が急増=95年以来最高を記録=千人当たり1・3人が離婚
2006年12月7日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】夫婦の愛は永遠なるものと牧師が説くのとは裏腹に、離婚する夫婦が急増している。とくに昨年の離婚は一五・五%も増加し、統計を取り始めた一九九五年以来の最高を記録、離婚イヤーの様相を呈した。
ブラジル地理統計院(IBGE)が五日に発表したもので、昨年の二十歳以上の成人の離婚率は一〇〇〇人当り一・三人で、一九九五年の一・一人を上回った。九九年から二〇〇四年までは一・二人で変化はなかった。これに対し、離婚を前提として法で定められた一年間の別居期間を全うしている人は九九年から〇五年まで歴年同〇・九人で変化なく推移している。
いっぽうで昨年の新カップル誕生は三・六%の増加となった。このカップルのうちどちらかが再婚となっていることで、新現象として注目されている。
離婚と再婚の急増は離婚法の改正により離婚の手続きが簡素化されてよりスピーディーになったのが原因とされている。前出の別居期間はこれまでの三年から一年に短縮された。この法で定められた期間を全うすると離婚が申請できる。
統計によると、昨年までの全国の婚姻登録は八三万五〇〇〇組で、初婚同士が八五・九%を占めている。しかし〇四年から〇五年にかけて、どちらか、あるいは両方とも再婚のカップルが増え、一二二%の上昇率となった。
独身女性の場合、結婚相手が独身男性の割合が九五年に九一・二%だったのが、〇五年には八五・九%へと低下した。反面、離婚歴のある男性との結婚は九五年に四・二%だったのが、〇五年は六・二%へと上昇した。男やもめは両年ともに一%だった。
未亡人の場合は、独身男性がそれぞれ〇・五%、再婚が〇・二%と〇・三%、男やもめは〇・三%で変化なしだった。離婚歴のある女性の再婚相手は、独身男性が九五年の一・七%から〇五年は三・一%へ、お互い再婚が〇・九%から二・〇%へ、男やもめが〇・三%から〇・五%へと上昇した。しかし統計的には離婚男性と独身女性の結婚(六・二%)が、離婚女性と独身男性の結婚のほぼ倍に近い。
この背景には離婚による経験で相手を観察する目が肥えたことが挙げられる。とくに女性は職場進出で経済的にゆとりができ、男性に頼る習慣がなくなった。また子連れの場合、離婚や再婚に対して偏見がなくなったのも大きな原因となっている。