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文化に金は惜しまぬ=家計支出の第4位占める

2006年12月8日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】ブラジル人家庭でのカルチャー(文化活動)に要する出費が第四位に位置し、教育や衛生用品よりも多いことが明らかになった。
 ブラジル地理統計院(IBGE)がジルベルト・ジル文化相の要請で、二〇〇三年までの過去二年間の統計をとりまとめたもので、カルチャーへの出費は平均で家計の七・九%となり、住居費(三一%)、食費(二〇・八%)、交通費(一八・四%)に次いで四番目となり、文化志向が高いことを示した。以下順に保健(六・五%)、衣料(五・七%)、教育(三・五%)、雑費(二・四%)、衛生および個人健康管理費(二・二%)、サービス(一・〇%)、タバコ(〇・七%)となっている。
 IBGEとしては初の試みで、ジル文化相はカルチャー出費のGDPに占める割合を知ることを目的としたものの、純粋なカルチャーとしての色分けは困難で、さらに時間を要するとしている。
 例えば今回は電話(携帯、固定、インターネット)を含んだが、これを除外すると四・四%に低下する。出費の平均は一家庭当り一一五・五〇レアルだが、電話の占める割合は約半分の五〇・九七レアルとなっている。今後は電話の中でもカルチャーに使用する部分を色分けする必要がある。
 また所得の低い層が出費の比重が高く、平均で約三分の一(三二・六%)、電気製品(ラジオ、テレビ、コンピューター、ビデオなど)に集中している。反面、三〇〇〇レアル以上の所得層は一一・七%となっている。逆にフェスタの出費は富裕層が一三・六%に対し、貧困層は八%となっている。
 カルチャー産業は、平均給与が最賃の五・一倍で、国内全体平均の三・三倍より高いため、人気の的となっている。現在登録就業者は一四三万一四四九人(サラリーマン一〇〇万七一五八人、経営者四二万四三一一人)で、未登録を含むと実数はかなり増える。
 これを踏まえてジル文化相は、実態を把握することで現在最も低い同省の国家予算(〇・九%)を引き上げて、さらに文化振興に尽くしたい考えを強調している。

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