2006年12月9日付け
【エスタード・デサンパウロ紙八日】連邦警察はゴイアス州クリスタリーナ市(ブラジリアから一五〇キロ)で七日、非合法に炭焼きをしていた農場主を摘発するとともに奴隷労働を強制した疑いで逮捕した。
炭焼きに従事していた四〇人の労働者は、水も電気もない掘立小屋に住まされ、九カ所の仕事場で泥んことなっていた。連警は二十五人の捜査員を動員して現場を急襲、炭焼きの窯を破壊するとともに労働者を解放した。炭焼き用の木は隣接する国有森林保護地区から無断で伐採していた。
農業主は不法営業ならびに環境破壊および奴隷従事強制で起訴される。このほか、罰金および労働者への賃金支払、転職先が見つかるまでのホテルや食事代の支払が課せられる。