2006年12月9日付け
今年の日本語能力検定試験が三日、日本をふくむ世界四十八カ国で実施された。約五十三万人が受験。最多は中国では、前年比四六%増の約二十一万五千人が受験したと、日本のメディアが伝えている。二位以下の韓国(約九万三千)、米国(約二千八百)と比べてもけた違いの数だ。中国では日系企業の進出にともなって日本語人材の需要が増大、「就職に有利」だとも。こんな分野でも〃躍進〃中国を実感。
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日本の「ブラジルタウン」群馬県大泉町でフットサルの人気が上昇中。産経新聞によれば、南米出身者だけでなく、日本人のチームも増加、町のフットサル協会もあるという。練習に使用可能な町内中学校の体育館には三十六チームが登録しており、練習場の確保が悩みの種だとか。
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ハワイ日本移民の歴史を絵巻にー。山梨県在住の日本画家が、ハワイ日本移民の歴史絵巻を描いているという。毎日新聞の報道によれば、制作しているのは北条楽只さん。明治のハワイ移民開始から、太平洋戦争中の強制収容、軍に入隊した日系人の姿などを描いている。構想五年、全部で三十二巻を予定する絵巻の制作は現在も続いている。北条さんは「ぜひハワイの日系人にもみてもらいたい」と話しているという。