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書類の保管所新築へ=援協、32万レアルかけて

2006年12月14日付け

 傘下施設の膨大な書類管理に頭を悩ませているサンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)は現在、同会施設のやすらぎホームの敷地内に書類保管所の建設をすすめている。
 その保管所の鍬入れ式が十一日、建設予定地前でおこなわれ、酒井会長ほか常任理事、日伯友好病院の関係者らが出席。施工を担当する吉井建設の吉井アツシ代表も駆けつけ、あいさつした。
 約三十二万レアルとなる建設費用は、日伯友好病院のすでに保有している運営資金が充てられる。敷地面積は約三百二十平米、一階建ての平屋で、高さ四メートル。来年二月末ごろに完成し、管理人を常駐させる。
 同書庫は、長期の保管が義務付けられている病院のカルテなどを年別に管理。説明によれば、同病院は年々利用者が増加。年間で数百キロにもなる書類の管理が課題となっていた。
 建設委員長の菊地義治援協副会長は「ブラジルの大きな会社はみんな書庫を持っている。規模の大きい援協も必要。これまで書類を捜すと大変なことも多かったが、完成後は整理されて手間も大分ぶける」と話している。