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創立50周年記念して=第一回折り紙コンクール=日文連

2006年12月15日付け

 日伯文化連盟(アリアンサ、Alianca Cultural Brasil-Japao、槙尾照夫会長)は十一月三十日、第一回折り紙コンクールの表彰式をヴェルゲイロ校で開催した。
 同コンクールには、今年十月のアリアンサ創立五十周年を記念して行われたもの。自分で作ったオリジナル作品の「オリジナリダーデ部門」と、他の作品を自分流にひとひねりして作る「アダプタソン部門」の二部門で五位までの作品が入賞した。
 サンパウロ市を中心に募集を行ったところ四七点の作品が集まった。
 オリジナリダーデ部門で一位に選ばれたのは、「スター・ノーズド・モレ(アメリカからカナダで生息するモグラ)とバセット・ハウンド(犬)」を作ったマリオ坂口・ジュニオさん。アダプタソン部門でも同氏が高さ三十センチほどのチチェン・イツァのピラミッドを紙一枚で作成し、見事一位に選ばれた。
 敢闘賞に選ばれた有光美徳さん(82)は、出かける際には必ず折り紙を持参し、日系イベントほか、様々な地域で子供たちにプレゼントしてきた。今回その普及活動が評価され、敢闘賞が贈られた。
 ヴェルゲイロ校で折り紙を教えるマリ・カネガエ講師は、「選考に当たり、審査員みんなで投稿作品を折り直してみたところ、今まで見たこともない方法で折った作品や素晴らしい工夫が見られた」と感想を語る。
 二つのカテゴリーで一位に選ばれたマリオさんの作品については、「こんな動物が存在することも知らなかった。ピラミッドも紙一枚でこんなに大きな作品を作るなんて見事だ」と評価。有光さんに対しても、「これからも(折り紙の)普及活動を続けて頑張ってもらいたい」と話している。
 表彰者は次のとおり。オリジナリダーデ部門=一位、マリオ・坂口・ジュニオ、二位、クリスチャン・ユウイチ・松下、三位、ジョルジ・フェヘレイラ・ダ・シウバ、四位、マルセロ・ヒロシ・タジマ、五位、ジョゼ・グアウバ・ペザーニャ。アダプタソン部門=一位、マリオ・坂口・ジュニオ、二位、マリア・レジーナ・ソアレス・クロネ、三位、アンドレ・イオゴリア・スペランジオ、四位、アントニオ・ルイス・テオドジオ、五位、ロジェリオ・ヒロシ・ゴイア。
     ◎
 アリアンサの折り紙教室(初級、中級、上級)はピニエイロス校とヴェルゲイロ校で開講している。
 問い合わせ・申し込みは、(ピニエイロス校、アリセ・ハガ講師、11・3815・3446)。(ヴェルゲイロ校、マリ・カネガエ講師、11・3209・6630)まで。