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大耳小耳

2006年12月15日付け

 十三日に行われた文協支援コンサート。幕開けとして会場であいさつした上原幸啓会長のコメントに対して、来場者からは「百周年に向けて意気込みが見受けられない。こういった場でこそ百周年に向けての抱負を話すのが望ましいのでは?」という意見もあった。百周年まで残り一年とわずか。百周年の事業の動きを文協に引張っていってほしいといった気持ちの現れだろう…。
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 先日、本紙のコラムでブラジル岩手県人会の無料の図書貸し出しコーナについて紹介が出てから、同会を初めて訪れる人が増えたという。中には手土産を持参したり、同県出身者でなくても会の会員になった人もいるとか。日本文化の〃おかげ様、お互い様〃の精神で、マナーを守りながらこのように新しい和が広まっていくことは嬉しいことだ。
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 今週末の土曜日に行われる大分県人会の忘年会では、日本で一カ月間、郷土食の「鶏飯」を学んだ佐藤輝子さん(68歳)が〃修行〃の成果を披露するそうだ。県費留学としては極めてまれな郷土食研修を終えて帰伯した佐藤さんは「日本で本当楽しんでしまいました」と元気な笑顔を見せていた。出席者にとっては忘年会の楽しみが一つ増えたというところか。