ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

銀行強盗相次ぎ発生=出納係に爆弾縛りつける=サンパウロ市

2006年12月19日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】サンパウロ市内で十五日、銀行強盗が相次いで二件発生、警察の出動で未遂に終わり、人質はケガもなく事無きを得た。
 一件は銀行員の出納係に手製の爆弾を縛りつけて現金を要求した。妻は人質にとられた。しかし警察が携帯の逆探知で一味のアジトを突き止めて、人質を無事保護した。もう一件は銀行内に押入った五人組が出動した警官隊と撃ち合いになり、三十人の客を楯にするなど危険な事態になったが、結局投降した。犯人の一人が軽傷を負った。
 サンパウロ市東部サン・ミゲル・パウリスタ区のブラジル銀行行員の出納係夫婦が自宅で拉致され、犯人らは夫に爆弾を縛りつけて、銀行から二〇万レアルを持ち出すように命じた。しかし支店長はこれを拒否、警察に通報した。爆破物処理班が出動して手製爆弾を取り外した。いっぽうで携帯電話の逆探でグアイナゼス区の一味のアジトを急襲し、行員の妻を保護した。一味は五人とみられ、いずれも逃亡した。
 いっぽうでピニェイロス区ではテオドロ・サンパイオ通りのイタウー銀行に五人組が押入り客三十人を人質した。警官の包囲網に発砲して抵抗したが、一時間後に投降、全員が逮捕された。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button