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東西南北

2006年12月22日付け

 サンパウロ州議会執行部はセーラ次期知事と新長官の一月以降の給与額を検討中。最も大胆な案では、長官らは六二〇〇から一万一九〇〇レアル、知事は一万二七〇〇レアルから二万二一〇〇レアルへ昇給となる。また、マット・グロッソ・ド・スル州議会は二十日、元知事の恩給の終身支給を決定。一月に任期を迎えるゼッカ知事(労働者党)の提案で、同知事は退職後も現在の給与と同じ月二万二一〇〇レアルを受け取り続ける。
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 犯罪告発のための電話一九七が麻薬注文電話に変身―。サンパウロ州ブリタマ市の市警や刑務官四人が麻薬の注文と配達に告発電話を悪用していたことが、サンパウロ州検察局組織犯罪特捜部と市警監察局が四十五日間続けた電話盗聴で明らかになった。刑務官らは清掃担当の服役者を使い、麻薬を他の服役者に配っていた。
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 サンパウロ州タボン・ダ・セーラ市のスーパーで携帯電話を盗んだ疑いで誤って逮捕された若者二人が二十日、十三カ月ぶりに釈放される。
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 サンパウロ市中心部の八つの区で、二十日午前十一時半から五時間に渡り停電となり、四万三五四六世帯が影響を受けた。送電線二本の不具合が原因とみられるが詳細は不明。ナタル前のかきいれ時の停電に商店主らはカンカン。早々と店を閉めた。
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 サンパウロ市住宅課は二十一日、二〇〇一年に制定された市条令「都市規制」に従って、中心部の空きビルを貸しビルに改造する計画を立ち上げた。市としては無料貸与をせず、有効利用が目的である。市の不動産評価額を五年間段階的に一五%引き上げ、IPTU(不動産税)を増税し、滞納したら接収して競売に付す考えもある。