2006年12月27日付け
ブラジル日本会議(小森廣理事長)主催の天皇誕生日祝賀会が二十三日、サンパウロ市ニッケイパラセホテルで開催された。
同会会員ら約五十人が出席。丸橋次郎首席領事をはじめ、上原幸啓文協会長、松尾治県連会長らも駆けつけ、皇室の繁栄を厳かに祈った。
上野アントニオ同会議会長はあいさつで、パラナ日伯友好経済使節団の団長として皇太子さまとの歓談を振り返ったほか、「天皇を中心とした日本国民のがんばりがあったからこそ、今日の繁栄がある」として日本を称えた。
続いて丸橋首席は、皇室関係者がブラジルの日系人に親愛の情を持っているとしたうえで、「今年は悠仁さまのご誕生など、皇室にとって明るい話題が多く、日本や日系社会でも喜びに溢れている」とした。
上原文協会長は幼少期の思い出を振り返り、「生まれはブラジルですが、ルーツは日本。日本は皇室の方々とともに末長く繁栄されるでしょう」と力強く述べた。
あいさつ後、参加者は「世界の中の日の丸、君が代」と題したビデオを鑑賞し、万歳三唱。会場を移しての昼食では、二世への日本精神の継承などについて、会話に花を咲かせていた。