2006年12月29日付け
サンパウロ証券取引所(Bovespa)の株価指数は二十八日、四万四五二六ポイントと過去最高を記録した。今年一年間では三三%の上昇。金融筋は、来年末には五万ポイントに達すると予想している。
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フスカに乗り、サンパウロ市南部プラナルト・パウリスタ区の銀行を出た直後の女性から一九〇〇レアルを強奪し、逃げていた二人の男が二十七日午後、逮捕された。目撃者から通報を受けた後、バイクに乗った警官二人がフスカを発見、停止を命じたが無視し逆に発砲してきたため警官も応戦、追跡はマージナルピニェイロスまで続いた。フスカは他の車にぶつかって止まり、犯人らは逮捕された。二人は六日前にも年金生活者から二二〇〇レアルを奪っていた。
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サンパウロ州タトゥイー市の泥脇の用水路で二十六日、妊娠九カ月の女性の遺体が発見された。女性は二十一日以降行方不明になっていて、頭と胸を八発撃たれていた。被害者の通話記録をもとに、市警は男二人を容疑者とみて捜査している。
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犯罪組織州都第一コマンド(PCC)のボスで服役中の通称マルコーラが、来年一月五日に二度目の結婚をする。先妻は組織の内部抗争がもとで、二〇〇三年に処刑されている。
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国立宇宙研究所(Inpe)は二十七日、ブラジルの一〇〇年後の気象報告書を発表した。アマゾンの熱帯雨林は気温が八度上昇し雨量は二〇%減少、セラードに変化する。現在の炭酸ガス純化作用は機能停止。サンパウロ州などの南東部は気温が五度上昇し、雨量が一〇%減少。集中豪雨か嵐が増える。気温上昇で冷房などに電力を消耗すると、カオスの原因になる。