2007年1月5日付け
年末年始の休暇で外国人観光客が賑わうリオデジャネイロ市を襲ったテロ事件を、外紙が一斉に一面で取り上げた。先にサンパウロ市で一八五人の犠牲者を出した流血事件の続編であり、夏場を狙ったことも共通という。これでリオは、犯罪都市として一躍有名になりそうだとBBC放送が報じた。
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昨年ブラジルを出入りした外資の収支は三七二億七〇〇〇万ドルの黒字に達し、二〇〇五年比九八%増、一九八二年以降の最高を記録した。外貨準備も八五八億ドルと記録を更新。
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昨年十二月四日に誘拐された裁縫人(53)が二日、容疑者として同日朝に逮捕された男女二人の供述通り、モジ・ダス・クルーゼス市の農園で遺体となって発見された。容疑者らは誘拐当日に被害者の頭を殴った上に刺し殺し、その二日後に五万レアルの身代金を家族に要求、同月十日には二五万レアルに金額を吊り上げていた。
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カブラウ・リオデジャネイロ州知事の使用人の女性が二日、リオ市立病院で六時間待っている間に心臓発作で死亡。同知事は三日、前州政の保健政策を厳しく批判。
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サンパウロ市とグアルーリョス市で年末に仮出所した服役者一〇五〇人のうち、五十八人が三日夕方までに刑務所に戻らなかった。州全体では一万四四五一人が仮出所し、二日までに大半が戻ったという。
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ベロ・オリゾンテ市のマテル・クリニカ産院でシモネ・サントスさん(20)は大晦日、双子を出産した。兄のマルコ君は二〇〇六年に、弟のマテウス君は二分遅れて〇七年に生まれた。