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集中豪雨の被害相次ぐ=南東部3州中心に=犠牲者の数27人超える

2007年1月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】本格的な夏の降雨シーズンに入り、各地で集中豪雨による被害が相次いでいる。とくにリオデジャネイロ、サンパウロ両州では一月に入って二十七人が、地滑りの下敷になるなど犠牲となった。
 ミナス・ジェライス州ではさして大量の雨がないものの、国道上で雨水のためにバスがスリップして乗客三人が死亡、四十七人が重軽傷を負う事故が発生、この三州を含む南東部に大きな爪痕を残した。気象庁によると、雨雲を含んだ低気圧が上空に居座っており、向う三日間はさらに集中豪雨が続き、被害はさらに拡大するものとみて注意を呼びかけている。
 リオ州で最も被害が大きかったのはノーバ・フリブルゴ市で、今年に入り十人が死亡した。次いで隣接するスミドウロ市の八人。ノーバ・フリブルゴ市の犠牲者は地滑りにより家屋が倒壊し、その下敷になったもので、七歳から十歳までの子供三人も含まれている。近所の住民によると、あっという間に土砂が崩れ落ち、逃げる暇もなかったという。出水による渋滞や道路の悪状態で消防救助隊が到着したのは三時間後だった。
 スミドウロ市在住の女性は同居していた六人の親族を一度に失った。彼女は帰宅途中地滑りで通行不能となった帰り道をう回したことで帰宅が遅れ、難を逃れた。さもなくば七番目の棺桶に入るところだったと述懐している。
 サンパウロ州では、フランコ・ダ・ロシャ市で歩行中の女性に塀が崩れ落ちて死亡。リメイラス市では工場の屋根が落ちて男性が、ジュンジアイ市では子供が水流に呑み込まれて死亡した。
 【同紙七日】リオ州ではさらに犠牲者が二人増え、合計で二十六人を数えた。家を失った人は二〇四四人に上り、床上浸水などでの避難者は少なくとも一万二〇〇〇人以上に達するとみられている。
 カブラル同州知事は緊急非常事態を宣言するとともに政府に対し支援を要請した。サンパウロ州ではバーレ・ド・パライバ地区七市に警戒注意報が発令された。ミナス州では六日、地滑りで三人が死亡、一人が負傷した。これにより同州では今年に入り、十七人が死亡、八〇人が負傷、四〇〇〇人が避難する事態に陥った。

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