2007年1月9日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】サンパウロ州立総合大学(USP)を主体とした入学試験、いわゆるFuvest入試の最終試験が七日から始まった。
第一次試験をパスして願書申請をした三万七八九七人の受験者のうち、初日に欠席したのは二〇五二人だった。これは五・四一%に相当するものの昨年の五・六七%を下回った。入試は十三時から十六時までの三時間で、十一日まで行われる。合格者発表は二月七日で、入学受付は十二日と十三日。
今年の合格枠はUSPが一万二〇二人、サンタ・カーザ医学部が一〇〇人、軍警アカデミーが一八〇人となっている。
七日の初日は国語のポルトガル語と作文で、受験生らは例年の如くひねくれた設問はなく、分りやすい問題だったと感想を述べている。ただ作文のテーマが「友情」で、大方の受験生は面食らった形となった。これまでの予想は世相を反映して環境問題、治安、政党と見て焦点を絞っていたのが見事に裏切られた格好となった。