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ビルの11階で火災=朝のパウリスタ大通り混乱=サンパウロ市

2007年1月11日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】サンパウロ市の目抜き通りのパウリスタ大通りで九日、ビルで朝火事が発生、出勤時と重なり渋滞などで混乱をきたした。
 火災が発生したのはサンパウロ州連邦特別裁判所のビルで、午前八時十五分、十一階から出火した。十五台の消防車に便乗した四十五人の消防士が駆けつけ、火災は九時ごろ鎮火した。ケガ人はなかった。出火元の十一階は資料室で日頃は無人状態のため、警察と消防ではろう電が原因とみている。資料室には事務機器、書類、未使用のコンピュータ四〇台が保管されていた。
 この火災でコンピュータ操作が不可能となり、裁判で審理される予定だった一五〇〇人が足止めを食った。
 同大通りはパンプロナ街とペイショット・ゴメデ街の区間のパライゾ方面が通行止めとなり、朝の通勤ラッシュはさらに混乱。渋滞は一キロとなった。
 消防の二〇〇五年の統計によると、サンパウロ市では六七一四件の火災が発生、うち商業ビルは二六件だった。それまでの年間平均は二五件となっている。火災の原因はほとんどが配線のろう電やショートで、電気製品や機器の複数接続が差し込みに負担をかけ過ぎているという。〇四年は六六八二件、〇三年は九二九二件だった。