2007年1月12日付け
パラグアイとブラジルにおける米州開発銀行(IDB)「日本特別基金」関連プロジェクトの調査のために、山際大志郎衆議と井上信治衆議が先週来聖した。
日本政府から同銀行に拠出された「日本特別基金」枠の資金は、南米の貧困撲滅に貢献するプロジェクトに対し使用される。
三日ごろから六日まで、パラグアイのアスンシオンやイグアスーで、オイスカ・パラグアイのミチオ高倉代表や渡辺忠南米駐在代表らの案内で、ステビア栽培プロジェクトなどの現状を精査した。
両議員は七日朝、サンパウロ市入りし、午前中はオイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)が運営するジャカレイ農学校を視察。同会長の自宅アパートで日系団体代表ら約三十人と昼食懇談会を行った。
その時、井上衆議はパラグアイで視察したプロジェクトに関して、「有望だ。一生懸命やっているのがよく分かった。実らせたいと思っている」との感想を話した。「基金のプロジェクトをもっとあげたい。ブラジルからもいいのがあれば」。
さらにサンパウロ市の百年祭会場予定地を見学、総領事公邸で百周年記念協会代表と意見を交換した。
帰路、八日に米国ワシントンの同銀行本部に立ち寄り、同基金の適正な活用を要望し、九日に帰京した。