2007年1月13日付け
昨年十二月の日本語能力試験は、世界で約五十三万人が受験したという。最多は中国で二十一万人。同国では日系企業の進出に伴って日本語人材の需要が増大。日本の報道は「日本語ができれば就職に有利」とブームを伝えている。
ひるがえって当地ブラジル。昨年の全伯日本語スピーチコンテストでも見られたように、日系ではなくても驚くほど日本語を上手に使うブラジル人がいる。
以前サンパウロ市の日系団体で働いていた青年も北東部の大学で日本語を学びサンパウロ市に来た人だった。日本に留学したいと話していたが駄目だったようで、次に会った時は銀行で働いていると言っていた。
近年、日伯経済の再活性化に伴い日本からの企業進出のニュースが増えてきたように思う。この流れが、日本を好きな人たちがより日本と関われるような仕組みにつながればいいのだが。(ま)