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12日以降空の便再び混乱=クリチーバ空港から波及

2007年1月16日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】管制ミスなどで昨年末に大混乱を生じた空の便がその後、正常運航に戻った兆しを見せたのも束の間、十二日から週末までに主要各都市で再度混乱に陥るという事態となった。
 パラナ州クリチーバ空港で十二日、管制塔の通信機器が故障、一時間半にわたり管制指示が停止したのをきっかけに発着の遅れやキャンセル便が続出し、各地に波及した。
 大混乱は十四日になっても収拾がつかず、主要都市の十二空港で予定されていた六二五便のうち九六便が(一五・三六%)離陸遅れを見せ、五〇便(八%)がキャンセルとなった。サンパウロ市コンゴーニャス空港は一時間以上、同様の管制機器の故障で二〇一便のうち一三便が出発遅れとなった。
 最悪はオーシャンエアーのサルバドル行で予定の十二時二十分発が二十時十五分に飛び立ち、約八時間の遅れとなった。ポルト・アレグレ市では十二日、八一%が遅れを見せ、十四日は七便で、いずれも二時間以上の待ち時間となった。クリチーバ市では一四便の出発が遅れ、乗継ぎに混乱をきたした。ブラジリア行TAM機は到着予定が十二時三十六分だったが、実際に着いたのは二十時で、イグアス行きの乗継は八時間以上の遅れとなった。