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東西南北

2007年1月17日付け

 地下鉄四号線工事を請け負った企業連合が、セメントなどの資材を節約した企業に賞金を支払っていたと、匿名の技師二人が証言した。例えば五〇〇万レアルを浮かした企業は五〇万レアルを受け取っていたという。建設技術基準は満たしていたが、節約量によっては、安全性に問題が生じていた恐れがあると話している。
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 リオ・グランデ・ド・ノルテ州の元連邦議員と関係を持つ基金が、同州六十六市への医薬品の配布を通じて過去六年間に五〇〇万レアルを横流しした疑い。連邦監査庁の監査で昨年に発覚、保健省は同基金への予算交付を中止したが、八〇万レアルはすでに支払われていた。
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 サンパウロ市東部イタケーラ区のファベーラで十五日未明、二〇発以上撃たれて死亡した軍警が、ゴミ回収用コンテナに捨てられる事件が発生した。目撃者によると、三人組の男が被害者を自宅前で撃ち、コンテナに放り込んだ後も撃ち続けたという。犯人らは被害者の拳銃を奪って逃げた。
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 冒険家のスロヴェニア人男性(52)が、アマゾン川五四三〇キロを泳いで下る計画を立てている。ペルーのアタラヤ市を二月一日に出発、同月二十五日にブラジルに入り、四月十一日にはベレン市に到着する予定。
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 携帯電話を、親たちは子供の監視に役立てている。子供の友人らの電話番号を密かに調べ、誰とどこを歩き、何をしているかをチェックしている。自分の息子はもちろん、悪い影響を与える悪友の動きもチェックし、なるべく交友を避けるように管理する。最近は携帯電話にGPS(全測位システム)を密かに装填する企業もある。