2007年1月23日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】サンパウロ市内路線バスの事故が続出している中で二十一日早朝、さらに二件の交通事故が発生した。
東部サリン・ファラー・マルフ大通りとパドレ・アデリノ街との交差点で午前四時四十五分ごろ、バスとトラックが衝突、トラックの運転手が即死、同乗していた息子の十二歳の少年が重傷を負い、生命が危ぶまれている。事故の原因は赤信号を無視して猛スピードで突き切ったバス運転手の無謀運転とみられている。
さらに南部サント・アマロ大通りとエリオ・ペレグリノ街の交差点で午前六時半ごろ、大型連結バスが自家用車に追突した。両車とも通りの塀に激突し、大破した。この事故で二十四人が負傷、病院に収容された。うち二人は重傷で二十一日夜現在、入院している。警察では調査中だが、バスのスピードの出し過ぎが原因とみられている。
両方の事故現場は通行止めとなったが、いずれもサンパウロ市の主要道路なため、日曜日で走行車が少ないとはいえ、時ならぬ渋滞を巻き起した。