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零細小企業法案が可決=税制恩典と輸出・金融支援

2007年1月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月十五日】零細小企業法は三年間にわたって審議されたが十二月十四日、ようやく可決された。二〇〇七年七月一日から発効。別名スーパー簡易法とも呼ぶ。零細小企業とは、年商二四〇万レアル以下の取引を営む企業である。
 税制面の恩典は、ICMSとISS、INSS、CSL、IPI、PIS、IRPJ、Cofinsなど八種類の税金を四%の単一税に統合。そして過去十二カ月の平均売上高で、納税額を算出する。輸出にも税制恩典がある。
 政府はSERASAデータ・バンクを設立し、零細小企業の金融取引を指導する。零細小企業が同じ零細企業へ掛売りをする場合、零細企業の資産内容に関するデータは少ない。また零細企業が銀行融資を受けるアドバイスも行う。
 零細小企業が銀行融資を必要としなくも、将来のために財政内容を整えておく必要がある。零細小企業は、時間の経過とともに技術革新や新商品の開発、事業飛躍のチャンスが訪れる。銀行債務を抱えても十分消化できる内容があれば、いつまでも零細企業に留まる理由はない。
 零細小企業の輸出実績は二〇〇五年、三一億ドルに達し、前年比四・七%増と確実に伸びている。零細小企業の五二・九%が輸出した。ブラジルは、イタリアや米国のように輸出文化が育っていないので、輸出にちゅうちょする。
 零細小企業の輸出はほとんど、輸出奨励局(APEX)を通じて行われる。企業規模は小さくても、製品に自信があれば外国で挑戦してみることだ。外国市場の様子もライバルの力も、どんなものが求められているかも分かり、参考になる。
 起業精神は、柳の蛙だ。成功するまで諦めず挑戦することが、零細小企業の将来を保証する鍵。失敗の多くは、専門分野の知識は豊富なのに経営管理の知識不足が原因らしい。税法や商法、経理、予算管理法は、必須科目のようだ。零細企業時代は、一人二役をこなさねばならない。

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