2007年1月24日付け
今月二十日に開かれたブラジルのモデル交番訪問会。JICA警察プロジェクトの石井孝長期専門家によれば、サンパウロ市内のプラッサ・オスカル交番では、月に一回、金、土曜日に隣りの公園で地域の住人を招待して、無料の映画祭を開いている。警官がレンタルショップで映画を借りてきて上映しており、貧困層の人たちを中心に、毎回多くの人で賑わうとか。「ブラジルの警察のほうが日本に比べて福祉活動に力を入れている。日本も見習うところがたくさんありますね」と石井さん。
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太鼓連盟の招待を受けて「第九回日本太鼓ジュニアコンクール」でブラジルのチームが演奏するのは今回で三回目となる。昨年長野県で開かれた「第八回ジュニアコンクール」に特別出場したのは「アチバイア川筋清流太鼓」だった。矢野会長によれば、連盟関係者がアチバイアの太鼓演奏のレベルを見て「『一般出場の資格があるレベル』と判断したようだった」そう。ブラジルからの参加チームが「特別出場」枠から「一般出場」枠に変わるのも遠くない?
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日本人医師男性により、心臓病の最新診断機器が先週、パラナ州のフォス・ド・イグアス市立病院に寄贈された。ガゼッタ・ド・パナラ紙のCGNサイトによれば、フィリップス社製のecocardiografo Sonos 7500「4D」という最新機器で「ブラジルで唯一にして最初」という。そんな高価そうな機械が、なぜ一般的に貧乏な公立病院に寄贈されたのか全く謎。貧乏だからといえば全ての公立病院がそうだが、なぜイグアスか。寄付者は「um medico japones」としか記事にない。