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「キリタンポ会」を復活=5年ぶりの定款改正も承認=秋田総会

2007年1月25日付け

 秋田県人会(石川準二会長)の定期総会が二十一日、サンパウロ市の同会館で開かれた。この日は臨時総会も招集され、定款改正案を承認。定期総会では、今年九月のわか杉国体への県からの招待について報告があったほか、休止していた郷土食の「キリタンポ会」を再開することなども決まった。当日は約九十人が出席。新年祝賀会も行われ、親睦を深めた。
 同県人会が定款を改正するのは、〇二年の民法改正に伴って行われて以来五年ぶり。定期総会に先立って開かれた臨時総会で小松雹玄第一副会長は、改正理由として「選挙内容と、活動内容を詳しく記述する必要があった」ことを挙げ、「会員の権利や義務について」「運営機関について」「理事会の執行理事、担当理事を分け、役割も記述する」「役員選挙について」など主な改正点とその趣旨を説明、拍手で承認された。
 定期総会では、石川会長、舟木良治会計からそれぞれ、〇六年事業・決算と〇七年事業計画・予算が発表された。
 活動報告の中で石川会長は、「昨年は県からの敬老祝い金の廃止があり参加者の減少が予想されたが、『敬老・忘年会』には、例年通り多くの方々に来てもらった」と謝意を表わすとともに「祝い金は廃止されてしまったけれど、補助金は続けてもらえます」と前向きに話した。
 さらに、今年は「秋田からキリタンポは外せない」との役員の強い声もあり、休止していたキリタンポ会を復活させることも発表。キリタンポ会は三月に、七月の県連日本祭りでもサケピリーニャと一緒にスタンドに並ぶという。
 このほか、九月に母県で開催される「わか杉国体」(九月二十九日開幕)についてブラジルからの申し込み状況を報告。今回は県から航空運賃(半額)や招待日程中の費用が補助されるため、招待枠の二十人枠を超えた希望者がでているという。
 希望者はまだ増える見込みで、出席会員からは「不公平の無いように」との声が出された。石川会長は「役員と十分に検討する」と述べ「日本側にも枠を広げてもらえるように相談する」と答えた。
 この日は約九十人が出席。総会終了後は新年祝賀会が行われ、役員、会員ともども親睦を深めていた。