2007年2月1日付け
流行語は時代の反映らしい。前政権時代は「融通性」が、流行語として独占市場の解体や労働者の権利見直しなどに使われた。FHC政権の第一期で六六回、第二期政権で一五五回。ルーラ政権の二〇〇六年、「解放」が一四四回使われ、流行語になった。大統領は二十九日、「ブラジルを低迷経済から解放するためには、議会の変革が経済活性化の鍵である」と述べた。
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連邦警察は三十日、国内最大とみられるコカイン国際密売組織を摘発、二十人を逮捕し、飛行機二機、自動車十五台、現金七万五〇〇〇レアルなどを押収した。さらに十一人を指名手配した。組織のボスはレバノン人の男(52)で、逮捕者の中には連邦警察捜査官も一人いた。連警はドイツの警察当局の告発を受けて二年前に捜査を開始。組織は運び屋を雇い、少量ずつコカインをサンパウロ州、リオデジャネイロ州などから欧州、中近東諸国へ密輸していた。
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サンパウロ市東部アリカンドゥーヴァ区のショッピングセンターの警備員三人が、ここ数週間に現場近くのファベーラから銃撃を受けた。防弾チョッキのおかげで幸いにも軽いけがで済んでいる。同センターでの強盗を阻止されたことへの復讐か、単なるいたずらと警察はみている。
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サンパウロ市はイビラプエラ公園の駐車場有料化を検討。混雑緩和が目的で、料金と実施日は未定。
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リオデジャネイロ市で二十九日早朝、妊娠九カ月の女性(17)が病院四カ所をたらいまわしにされた挙句、死産の後、死亡した。女性が気分を悪くしてから二十二時間が経過していた。どの病院も「必要な応対は行った」。