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ACEMAことし60周年=新会長に鈴木さん=8月、大型の「日本週間」を

2007年2月7日付け

 マリンガ文化体育協会(ACEMA)は昨年十一月、役員改選をおこない、鈴木エドアルドさん(60)の会長就任を決めた。同氏の会長就任は今回がはじめて。任期は一年。
 同協会は今年、会創立六十周年の節目を迎える。話によれば、記念式典の開催日は「移民の日」である六月十八日前後を予定。同市と姉妹都市提携を結ぶ兵庫県加古川市などから来賓を招待する計画だという。
 記念事業としては、六十周年記念誌の発刊を準備。同会の記念誌はこれまで二十、三十、四十周年と十年ごとに編纂してきた。今回の編纂では四十年誌の内容を基本にして、残り二十年分の資料をまとめる。費用は地元の商社などに援助を要請する予定。記念式典の開催にあわせて無料配布する運びだ。
 この他にも同会は主催事業として今年八月、「第十八回日本週間」を開催。期間は八月四日から十二日を予定。同事業は人口三十万人(日系人口一万五千人)の町に、毎年、約十万人の来場者が会場を訪れる。盆栽や生け花、習字、将棋、盆踊りなど、日本文化を紹介するコーナーがいっぱいに並び、好評を博している。
 鈴木さんは今回の会長就任にあたり、「任期中に会の節目の年を迎えることになった。記念誌の発刊にはしっかりと力を入れていきたい」と意気込みを語っている。