2007年2月8日付け
サンパウロ青年図書館理事の天野鉄人氏が来伯している。同氏は自身が所有するサンパウロ市リベルダーデ通り沿いの一等地に、百周年の記念事業として日本文化センターを建設するよう日本政府、日系社会に提案している。
同氏は今回も、要望書を持参していた。「日本政府がセンター建設を約束して下さった場合、無条件で土地を提供することを約束します」。こう記されていた。
この言葉は曖昧だ。誰に、どのように、タダなのか、全く不明だ。仮にセンターができても一年間だけ無条件とも、後から言い切れる表現だ。
同氏がコロニアの支持を得たいならば「土地の無償譲渡を書面で約束し、不動産登記所で正式に日系団体に地権移譲を行うまでの姿勢を示すべき」、そんな声が方面から聞こえてくる。確かにそこまでできれば、同氏への賛同者も増え、実現に向くだろう。(泰)