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小中高生の学力低下=過去10年間で最も低く
2007年2月9日付け
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙八日】教育省は七日、全国の初等、中等教育機関を対象に二〇〇五年に実施した学力テストの結果を発表した。それにより、学習者の成績が一九九五年以降最も低かったことが明らかとなった。
実施されたのは基礎教育評価システム(Saeb)と呼ばれるテストで、国語と数学の二科目それぞれ五〇〇点満点。二年毎に実施され、今回は公私立校五九四〇校、十九万四八二二人が受験した。
初等教育機関の四年生の成績は、国語が平均一七二・三点、数学が一八二・四点。九五年は国語一八八・三点、数学一九〇・六点だった。八年生の成績は、国語二三一・九点(九五年は二五六・一点)、数学二三九・五点(同二五三・二点)。中等教育機関三年生は国語二五七・六点(同二九〇・〇点)、数学二七一・三点(同二八一・九点)。
サンパウロ州の教育機関の成績はいずれも全国平均を上回ったが、九五年と比べて中等教育機関三年生の国語の成績が一四・三九%低下するなど、落ち込みが激しかった。
国立教育研究院(Inep)のフェルナンデス院長は、成績低下の理由の一つに九〇年代後半に学習者が増加したことを挙げている。これは米国でも六〇年代にも起こった現象で、学校に通わない七歳から十四歳までの子供の割合は九五年の九・八%から〇五年に二・六%へ、十五歳から十七歳の子供は三三・四%から一八・〇%へと低下している。
ハダド教育相は、先進国の半分にも達していないと結果を憂慮。来月にも学力向上のための中期計画を発表すると述べた。