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ブラジルは偽造品大国=世界ランクでワースト4

2007年2月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】海賊版や偽造品が横行している国の世界ランキングで、ブラジルはワースト4に位置している。英国のロンドン市立大学の研究班が世界各国に進出している大手企業四八社に聞き取り調査を行ったもので、ワースト3は中国、ロシア、インド。ブラジルを含むと、開発途上国の中で高度成長を目指すBRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)が国際特許を無視したマナーの悪い国とされた。
 この調査は今週ジュネーブで開かれる国際会議のテーマとなる。逆に国際特許権を遵守しているのはアメリカ、英国、ドイツ、フランスの先進国となっている。研究グループは開発途上国がパテントを無視して模倣品を製造するのは過渡期にままあることで、一部止むを得ない事情もあるものの、国際規約を野放しにすると、外国投資の減少につながると警告を発している。
 模倣品が多いのは、食料品、医薬、電子製品などの部門で、世界的な食料品メーカーのネスレは進出国五〇%で海賊版が横行しているとし、生産技術管理や原材料管理が行き届かず、消費者の健康を害するものが市場に出回る恐れがあると危惧している。
 これに対し、偽造品撲滅審議会は、この調査は一方的な企業側の言い分であり、鵜呑みにはできないと反発している。ブラジル政府は外資系の医薬品の特許を無視して類似品を国産化するとして物議をかもしたことがあるが、これは価格が法外だったことが原因だった。その後、外資企業が値下げに応じたことで一件落着した経緯がある。また同審議会が発足した二〇〇四年以降、CDやコンピューター、タバコの海賊製品取締が功を奏していることを強調している。

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