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東西南北

2007年2月13日付け

 一九九九年以降、国内の航空路線で一極集中が進んだことが、航空技術研究所の調査で判明した。四〇を超える空港で定期便の運航が廃止され、現在定期便の七三%が一三八の空港のうち十五カ所に集中しているという。航空会社の採算性向上が原因だが、トラブル発生の場合、影響が全体に波及しやすい結果にもなっている。
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 サンパウロ州バルエリ市の警察は八日、妻を殺害した容疑で三十五歳の男と妻の妹(12)を逮捕した。事件は昨年十二月十一日、三人と三歳の女児が同居する住宅内で発生。トイレから出た被害者に妹が一撃を加え、男がさらに頭を殴った後、絞殺。男は遺体をダンボール箱に入れ、チエテ川に投げ捨てた。義妹と肉体関係があった男は、いっしょになりたいと考え犯行に及んだ。
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 サンパウロ市東部ヴィラ・マチウデ区で十一日、年金生活者の父親(75)を刺殺した容疑で、息子(35)が逮捕された。息子は金の融通を断られたため、十八回も被害者をメッタ刺しにした。
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 サンパウロ州ブロタス市の農場で十一日早朝、貨物列車が線路に横たわり寝ていた若者四人をひき殺した。二人は兄弟で、身元が確認された。四人を発見した運転士が警笛とライトで合図したが、誰も起きなかった。
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 フィナンシアル・タイムズは十日、マンゲイラのカーニバル・パレードとマラカナン・サッカー場、ブラジルのアバンチュールを紹介し、新語「BRASYL」を生んだ。世銀コンサルタントもブログで世界のスラム特集を組み、リオのスラム街を紹介した。カーニバル見物の前に、リオのスラム街も特別に見学せよと提言した。