2007年2月15日付け
[ロンドリーナ]篤農家として知られるパラナ州マウア・ダ・セーラの上村農場の上村幸臣、ヨシ子夫妻と上村英臣、ミエ子夫妻の兄弟二組の金婚式が、十三日午後七時半から、マウア文協体育館で行われ、招待客五百五十人から祝福された。
上村さん兄弟は、五六年、サンパウロ州アルバレス・マッシャードで結婚後、翌五七年マウアに移転した。長兄の幸三さんとともに、四十年間共同経営によって上村農場をつくりあげ、息子たちの成長をまって、それぞれの農場を持ち、バイア州にも進出して大豆、ミーリョ、フェイジョンなど大規模な機械化農業で躍進を続けている。
金婚式は、アプカラナ本願寺のワグネル住職による祝福の読経で〃式を挙げ〃長兄幸三さんのあいさつ、マウア文協の高橋勇会長、木谷イツ子文協婦人芸能部長がそれぞれ祝辞を述べ、続いてエルメス市長やクリチーバから駆けつけた議員たちが、祝いの言葉を贈った。
また、息子を代表して英臣夫妻の長男ヒデカズさん、幸臣夫妻の長男ヨシユキさんが祝いのあいさつをした。最後に英臣さんが代表して「マウア文協青年部、婦人部のご協力を得て、金婚式を挙げることができ、心から感謝しています」と謝礼の言葉を述べた。
汎ロンドリーナ熊本県人会が、潮谷知事からの功労賞の伝達を英臣さんに行い、中川芳則会長が祝状を代読伝達すると、大きな拍手が沸き起こった。当日の招待客の祝金は、全額が福祉協会に寄贈された。(中川芳則通信員)