2007年2月16日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】サンパウロ州交通局は十四日、先頃サンパウロ市ピニェイロス区で陥没事故を起し七人の犠牲者を出した地下鉄四号線(ルス駅―ヴィラ・ソニア駅)の工事現場で、二十三カ所に対し工事停止処分とした。
工事を請負っているコンソーシアムの安全点検結果によるもので、安全性が保証できないとの理由による。さらに交通局はコンソーシアムに対し安全対策案を十四日以内に提出するよう命じた。これが実施されない場合、請負工事の契約を破棄するとの強硬姿勢を見せている。
点検結果ではとくにフラジッケ・コウチーニョ駅の建設現場で組み立てられた鉄骨にすき間が空いて、数カ所が崩れ落ちる危険な状態が指摘された。
これが検察やメトロ公社に報告されず、テレビ局の手に渡り全国版ニュースで報道されたことが、セーラサンパウロ州知事の怒りを買ったと伝えられている。