2007年2月16日付け
自称「日伯関係では小泉元首相より上の存在」である天野鉄人氏の説明会に行った。ほぼ毎回行っている私も相当の好きものである。
「二世は百姓をしていればよい」「ブラジルの日本人は日本語能力が低い」「今のコロニアは皇室に見せられない」などなど、時代が時代ならば「天誅」を加えられてもおかしくない。
観客をこき下ろす芸といえば毒蝮三太夫、最近では綾小路きみまろが有名だが、この人の場合、本心だから貴重である。本音と建前を大事とする日本では、神経質なくらい隠される部分だろう。
こういう部分にコロニアの懐の深さを感じてしまう。ニセ宮様を信じてしまった時代と本質は変わっていないのかも。
どんどん観客が減っているが、またの〝公演〝のさい、一度見に行かれることをお勧めしたい。こう書くとご本人は大喜びだろうが。(剛)