2007年2月20日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ミナス・ジェライス州軍警は同州ボン・フィノポリス市で十七日、六日間にわたり犯罪グループの人質となっていた男性四人を保護した。一味は銀行襲撃犯で四人を拉致し、逃避行に同行させていた。
警察の調べによると一味は去る六日、同州サン・ロモン市でブラジル銀行を襲い、現金二五万レアルを奪って逃走した。一味は四人で逃走中に人質四人を拉致し、現金や武器を担がせて逃走していた。
人目や警察の目につかないように逃走は農村地帯を夜間に歩いて行われたため、人質らは衰弱していた。一味は州道脇で人質を解放、七五〇〇レアルを渡して警察への通報を遅らすよう頼んだという。
いっぽう警察は十六日、付近で車を走行していた不審な三人組を取り調べたところ、銀行襲撃犯らの逃亡補助の仲間と判明、逮捕した。この仲間の供述によると、一味はゴイアス州とブラジリア市出身者で、ミナス州各市で発生した複数の銀行強盗事件の実行犯だという。