2007年2月20日付け
昨年九月に小型ジェット機と接触し旅客機が墜落、一五四人が犠牲となった事故で、小型機パイロットと管制官の交信内容が十七日に公表された。サンジョゼ・ドス・カンポス空港の管制官の飛行高度確認ミス、小型機パイロットが操縦と通信に不慣れな上、管制官の英語の理解が困難だったこと、同高度で飛行していた両機を管制官が認識していなかったことなどが事故につながった。
◎
セアラ州の連邦裁判所は十六日朝、ビールのコマーシャルを午前六時から午後九時までテレビとラジオで放送することを全国で禁じる仮処分を下した。「アルコール飲料は化学的、心理的依存症を引き起こす」との警告を盛り込むことも義務付けた。ビール各社はノーコメント。
◎
ミナス・ジェライス州ポンテ・ノヴァ市の州道で十七日夜、観光バスとトレーラーが衝突し、バスの運転手と乗客十五人が死亡、二十一人がけがした。バスが対抗車線にはみ出しトレーラーの荷台部分に衝突。遺体の多くは損傷が激しく、身元が確認されていない。
◎
サンパウロ市北部サンタナ区で十六日未明、窃盗事件で逮捕され先月七日に仮釈放された男が、同じ場所(ランショネッテ)、同じ手口(屋根から侵入)で犯行を繰り返し、同じ警官に逮捕された。
◎
「フローラ夫人と二人の夫」の中国版「つや夫人と二人の夫」がベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得し、近日中にサンパウロ市でも上映されるらしい。つや夫人はモンゴルで遊牧民の夫と結婚し、中国の好景気を噂で聞き出稼ぎに行く。夫は中国の生活になじめず、家族も養えない。つや夫人は家計を助けるため高給を取る男と再婚、前夫といっしょに暮らすという物語。