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東西南北

2007年2月22日付け

 農地占拠運動(MST)のメンバー六十人が十九日早朝、サンパウロ州イタプラ市の農場に侵入した。今回の侵入事件は二日間で十三件目。リーダーらによると、今週末まで州内で侵入を続け、遅々として進まない農地改革を訴えるため大統領、州知事との会合を要求するという。
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 ロンドン市警は十九日、同市内のホテルでブラジル人男性(29)を殺害した容疑で、五十五歳の男を南部ブリトン市で逮捕した。二年前から同国に不法滞在し、職を転々としていた被害者は頭を殴られた後、腹部を二度刺されて死亡、遺体は十四日に発見された。
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 サンパウロ州グアルジャー市で十六日午後、銀行の駐車場で男が女性に拳銃をつきつけ、生後三カ月の男児を乗せた女性の自動車を奪って逃げた。銀行員が警察に通報、軍警は女性の携帯電話に電話し、男児に何かあればリンチされるぞとリオの事件を引き合いに犯人を説得。犯人は自動車を乗り捨てて逃げた。男児は無事。
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 ミナス・ジェライス州からサンパウロ州プライア・グランデ市に来ていた男性(30)が十九日朝、婚約者と海辺の通りを歩いていたところ、自転車に乗り金のネックレスを狙った二人組の男らに顔を撃たれて死亡した。犯人らは逃げたまま。
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 サンパウロ州議会で十三日に行われたレバノンのハリリ元首相の追悼式を担当したシモン州議(労働者党=PT)があいさつをした際、名前の発音を間違えた。レバノン総領事は、名前の発音間違いは慣れていると州議を慰めた。州議は、困ったのは発音でなく、原稿の文字があまりに下手なので読めなかったと弁解した(原稿はタイプで打ってあった)。