2007年2月22日付け
歌って、日本語を学習しよう――。カラオケキャラバン(国際交流基金主催)の地方大会が始まっている。全国六カ所のうち三日にリオ、レシフェ、十日にマナウス、十一日にブラジリアでの大会が盛り上がりを見せて終えた。音楽DVDのショー、日本語学習への音楽の取り入れ方講習会に続いて、カラオケコンテスト。各地で日本語学習者が集い、日本のアニメソングやJ―POP、ロックに親しんだ。各大会では、三月十一日にサンパウロで行われる全伯大会への代表者が決まった。地方大会開催は残り、二十四日にサンパウロ、二十五日にクリチーバ。
オレンジレンジ、宇多田ひかる、大塚愛、倖田夾未、BoA……など、日本で人気の歌手は、同時にブラジルでも人気を誇っている。リオ大会では、正午の開演にも関わらず、午前九時には会場の門前に行列ができたほどの盛況ぶり。
ブラジリア大会での歌を使った日本語学習デモンストレーションでは、ミチエ・ツジモト日本語教師がテゴマスの「ミソスープ」を題材に曲の意味を説明。観客は、歌詞にそった振り付けで踊った。
各地のカラオケキャラバンで最も盛り上がりを見せたのが、カラオケコンテスト。日本で紹介されている最新のヒット曲で、参加者らが歌声を競った。
マナウス大会、リオ大会には、三百人程度が来場して出場者と一緒に歌い、ブラジリア大会では、各参加者が応援団を連れて来場し、参加者が舞台に上がるたびに会場は大きな拍手と歓声に包まれていたという。
レシフェ大会では、全国大会への出場者がラジオ・フェニックス(Radio Fenix)の取材に答え、サンパウロでの全伯大会への抱負を語った。
サンパウロ大会は、二十四日午後二時から、文協の小講堂で開催される。当日の飛び入り出場も可能(CD持参)。十三歳から二十五歳の者で日本語教育機関で日本語を学習している人が参加できる。
また、クリチーバ大会は二十五日午後二時から、クリチーバ日伯援護文化協会会館(Rua padre Julho savedra.598 Uberada-Curiti)で開催。ポルトアレグレからも非日系人十一人参加する。