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日系人3人表彰される=カストロ市制150周年で――香川さんらコチア青年2人も

2007年2月22日付け

 市として認められてから百五十周年を迎えたパラナ州のカストロ市で、記念式典が去る一月十九日、同市内ベント・ムスルンガ市立劇場で開かれた。当日、会場では同市で活躍する日系三人を含む計四十五家族が表彰された。
 記念式典には、ロベルト・レキオン・パラナ州知事、モアシー・エリアス・ファデル・ジュニオル市長ほか、市会議員などが出席。受賞者たちには、ロベルト州知事とモアシー市長の手から記念メダルが贈呈された。
 表彰を受けた日系人の三人は、香川公宏(一世、徳島県)、土井大生(一世、北海道)、前田猛(二世、サンパウロ州)さん。
 香川さんと土井さんは、ともにコチア青年として移住し、ピラール・ド・スールで農業に営んだ人物だ。
 香川さんは、コチア青年連絡協議会の会長を務めた。現在は、同市でのYOSAKOIソーランの普及を手掛けるほか、カストロ連合日伯文化協会の会長を務めている。
 土井さんは、市立病院の管理委員長も務めた。現在は、豚・鶏の飼育に携わっている。
 また、前田猛さんは、カストロ文化体育協会の初代会長を務め、一九七三年から八二年まで市会議員、九九年から二〇〇一年は農務局長を務めた。現在は同文協の第一書記の役に就いている。
 今回の表彰を受けたことを前田さんは、「自分が表彰されたのではなく、日系人を代表して受けたもの。日系社会の代表として活動することに責任感を感じている」と感想を話した。