2007年2月23日付け
文協選挙の開幕――。評議員立候補申し込み者数は、二十二日午後四時現在、百五十人を超えた。
会長選出馬を事実上表明した小川彰夫文協副会長。約二百人の有資格者に立候補を依頼し、推薦人の紹介も。現執行部に反旗を翻した形だ。
「みんなで決めます」といつものスタイルを貫く上原現体制、もちろん立候補を呼びかけている。この四年の評価はともかく、「今さら変えても…」と諦観めいた声も聞こえてくるが。
二年前の文協会長選挙に出馬した谷広海氏は、三、四十人の候補者を送り込む。百周年をゴールにしたような風潮を横目に、その後の文協の行方にも焦点をあてる。
新聞紙上でも公開する全候補者の中から、来月三十一日の総会で百人が選ばれる。
有権者は一カ月間、「文協の将来を託す百人」を熟考、か。(剛)