2007年2月24日付け
「硫黄島からの手紙」の試写会―。会場に足を運んだ大半は日本人か日系人だった。
当日、ドリンクとピッポッカ(ポップコーン)が無料で配られ、上映中は、雑音の嵐。
これまで、日本人には片手にピッポッカの習慣は無いと思っていただけに、改めて〃ブラジル社会〃を感じた。
試写会終了後――。
拍手をしない客に対し「こんなに良い映画なのになぜ拍手をしないのか。製作者への感謝の意味を込めて拍手をするのが筋だろう…」と隣にいた非日系人はぼやく。
会場にいた大半の人たちは、いち〃日本人〃として映画を観ていた。やはり戦争映画だけあって、映画を観て感じたものや受けた印象は当然、非日系の彼とは違うはず…。
そう考えると、先ほどの雑音は何だったのか…。そんな疑問が頭を過ぎった。 (来)