2007年2月28日付け
明日から三月――四月の地方選挙に向けた動きが日本各地で熱を帯びてくるだろう。
地方選が終われば、次は参議院選挙。在外の有権者にとっても、はじめて選挙区への投票が可能になる大事な選挙だ。
将来の在外選挙の方向を占う上で重要なのが、投票の数。加えて、その前提となる選挙人登録を増やすことも大事だろう。日本国外最大の登録者を有するサンパウロ総領事館の結果は、特に大きな意味を持つはずだ。
総領事館によれば、昨年末時点での同管内の登録者数は一万二千四百四十六人。同年九月時点の一万二千三百八人から微増している。若い世代の登録が増えているとも聞いた。関心が高まっていることの現れか。
参院選の予定は七月。申請から登録まで二、三カ月かかる。登録増に向けた〃最後の追い込み〃。今、その時期にさしかかっている。(ま)