2007年3月2日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二月二十三日】キリストの復活祭を四月六日に控えてスーパーでは早くもシンボルで目玉商品の卵チョコ販売の前哨戦に乗り出した。カーニバルが終り一夜明けた二十五日にはスーパーの天井にチョコレートがズラリと並んだ。
卵チョコ(オーボ・デ・パスコア)はいつの間にか復活祭の食べ物としてタラ、ワインと共に定着した。この時期はクリスマスに次ぐ販売となるかき入れ時。今年の特徴は各スーパーが自社ブランドのミニチョコを競って店頭に並べている。本格シーズン到来前に安いミニチョコを試食させるのが狙いだという。
ウォールマートは昨年八〇万個の実績があり、今年は一五%増を期待している。最大手のポン・デ・アスーカルも一〇〇グラム以下の製品で拡販を図る。昨年はミニチョコが全店で五〇%以上の売れ行きとなった。