2007年3月2日付け
沖縄県人会では一九六一年から、会員子弟に毎月最低給与と同額を貸与する育英資金制度を実施している。会員有志による寄付から始まった同制度だが、現在その基金が厳しい状態にあるようだ。今年の総会では、返済の滞りなどもあって、残高が約三千レアルまで減少していることが明らかに。出席者の提案で県人会会計の余剰金約四千六百レアルを一時的に運用することが承認され、一息ついたが、厳しい状況に変わりはない。四十一年間で百十三人が受けてきた育英資金。中には現在大学教授を務める人もあるなど、移民の教育への思いは実を結んでいる。ぜひ続いてほしいものだ。
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今週末にサンパウロ市イビラプエラ公園の日本館で行われる「ひな祭り」を参観に車で行く人は、駐車券を準備していった方が良い。というのも、この二十六日から同公園のポルトン1、2、3はゾーナ・アズルになったためだ。公園内にも売人がいるが、万が一に備え、あらかじめ買っておく方が無難。一枚で二時間、二枚で四時間有効。駐車券を置いておかないと罰金に処される。
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本日付け十ページに掲載した文協評議員選挙立候補者名簿について、当初は三月三日付けの掲載とお知らせしていましたが、早期の掲載を望む声もあり一日早めて掲載しました。