2007年3月6日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ州海岸で海水浴や魚釣りなどの観光名所の一つとなっているイーリャ・ベーラ島で、日帰り行楽客を規制する動きが出ている。同市長の発案で入島する車両を規制して環境保全を維持するもので、近く市議会で承認される見込みとなっている。
新市条例によると、入島する車両の数は一万台を上限とし、住民のほか、島に住宅がある人、ホテル予約客、公務関係などの車を優先するという。管理は島への唯一の手段であるサンセバスチオン市のフェリー乗り場で行われる。
この目的は日帰り観光客の締め出しで、同市長によると、日帰り客は金も費やさないため観光収入はゼロで、ゴミのみを落していく環境破壊者だという。
同島には昨年の年末から年始にかけて二万三〇〇〇台、今年のカーニバルには一万六〇〇〇台の車が訪れている。