2007年3月6日付け
政府は重要役職に就く一部公務員のストライキの禁止を検討している。一九八八年の憲法は公務員のストライキ(団体交渉権)を認めているが、どの部署でストライキが実施できるかは規定していない。公務員のストライキの規制は、過去の政権でも議論の対象となっていた。
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サンパウロ州バウルー市のエジソン・サントス市議は、地方選で再選を期するため同市のスラム街を挨拶回りした。夕方同街を去るとき一軒の家の前に立ち止まり、窓から暗がりの中で動く人影を見た。「こんばんは、子供さんですか」と挨拶をした。返事がないので再度、挨拶をすると男が窓辺に現れ「見目うるわしき人形ですよ」と応答した。
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仕切り伝票を発行する習慣を広め、脱税を防止するため、サンパウロ州財務局は七月以降、伝票発行を求めた消費者に商品流通サービス税(ICMS)の一部を還付することを実施する方針。固定資産税(IPTU)や自動車税(IPVA)などへの振替や、現金による還付も検討している。
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カーニバルの最中の先月十九日、サンパウロ州セーラ・ネグラ市で二十五歳の女性ジャーナリストが、警笛を鳴らすための携帯ガススプレーのガスを吸引した後に死亡した。吸引すると、陶酔感や頭の中を鐘の音が響き渡るような幻覚作用があるという。
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三月に入り暑さが続くサンパウロ市。二日午後にサンタナ区の観測所で三一・九度、四日午後にはイタイン・パリスタ区で三三・六度を記録し、市内のプールでは人出が一〇〇〇人を超えたところも。低い湿度を原因とする高温は、八日まで続く見通し。